昨日、5月5日は、端午の節句の日でした。こどもの日という言い方のほうが、馴染みがありますね。男の子の健やかな成長や幸せを祈願する日として認知されています。ご家庭によっては、こいのぼりや兜を飾ったり、ブリやカツオといった縁起の良い魚を食べたりしたのではないでしょうか。私の近所でもこいのぼりが空を舞っており、こどもたちでにぎわっておりました。

さて本日は、こどものアレルギー性⽪膚炎の症状改善に貢献できた原料「MultiExBSASM[ECO](マルチイーエックスバッサムエコ)」をご紹介させて頂きます。

 

MultiEx BSASM[ECO] は、「重篤な敏感肌」を対象としたスキンケアおよびヘアケア製品のために開発された植物由来成分のコンプレックスです。本原料の開発にあたり、メーカーであるBiospectrum 社は、200 種類の植物とその有効成分をデータベース化しました。炎症に関わる転写因⼦NFκB を指標としたスクリーニング試験を実施することで選ばれた7 つの植物エキスは、その配合⽐についても⼊念な検討が⾏なわれ、最終的に最も優秀な結果を⽰したものが、MultiEx BSASM[ECO]として上市されました。

ローズマリーやカモミール、チャ葉、ツボクサ、⽢草、イタドリ、オウゴンなどの厳選されたハーブ成分は、それぞれのエキス単独でも炎症に関わる転写因⼦NFκBの活性を阻害する効果(抗炎症効果)をもっておりますが、適切な比率で配合されたMultiEx BSASM[ECO]は、2.5~4.0倍ものNFκB活性阻害効果を確認しております。

アレルギー性⽪膚炎を患ったこども20 ⼈(6 ヶ⽉~15 歳、男:11 ⼈、⼥:9 ⼈)を対象に、下記処方と手順で、MultiEx BSASM[ECO]の効果を検証しました。

 

1) フェイス&ボディウォッシュ、乳液(MultiEx BSASM 2%配合)

⼣⽅に約10 分間⼊浴。顔と全⾝を本製品で洗った。⽔をふき取った後、全⾝に乳液を塗布した。

2) クリーム(MultiEx BSASM 3%配合)

クリームは、⽪膚の乾燥やアトピー症状の激しい箇所に朝と午後の1 ⽇合計2 回塗布した。

臨床試験は、EASI スコア(アトピー症状の範囲と医師による各⽪膚症状のスコア化による評価)、掻痒感のスコア(被験者による評価)をもとに評価されました。どちらも0~4週間という短期間で、劇的に改善されていることがお分かりいただけるかと存じます。上記結果から、MultiEx BSASM[ECO]は、敏感なこどもの肌にもオススメな原料となっております。

 

また、MultiExBSASM[ECO]は、海外で開発された原料であるものの、日本の法規も配慮し、医薬部外品への配合も可能な原料となっております。そのため、効果だけでなく、より消費者にもわかりやすい訴求につなげることもできる原料です。上記で紹介したデータ以外にも、アトピー症状の改善の様子がわかる写真や、防腐成分や活性剤成分によっておこる肌の紅斑を抑制するデータなども有しておりますので、気になる方はぜひ、cosme@gsi.co.jpまで原料資料をお問い合わせくださいませ。

 

 

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