10月に入り一気に寒くなり、みかんが美味しい季節ももうすぐだなと感じております。本日ご紹介するのは、青みかんを使用した化粧品原料「Eosidin」でございます。
本原料は韓国Biospectrum社により開発されました。超敏感肌の改善に有効な植物由来成分を見出すべく、自社データベースに登録されている植物抽出物を用いたスクリーニング分析を実施した結果、熟した状態の温州ミカンよりも、熟していない緑色の温州ミカンに超敏感肌へ効果を発揮する有効成分「シネフリン」が特異的に含まれることを発見したのです。
EOSIDINTM は、あえて熟していない緑色の温州ミカンから、有効成分「シネフリン」を高濃度で精製することで、少量でも超敏感肌の改善に効果を発揮します。その技術は韓国で特許が取得されています。
韓国のリゾート島としても有名な済州島は、みかんの栽培が盛んです。
温州みかんはより良いミカンをつくるためにまだミカンが緑色のうちに間引きが行われます。この作業を摘果と呼び、間引いたみかんは青みかん(摘果みかん)と呼ばれます。
多すぎる実を取り除く摘果は、良質なみかんを栽培するには欠かせない作業の一つ。しかし、これまで摘果みかんは利用されずにその多くは廃棄されてきました。間引きされたみかんは最大で7万トンもあり、済州島ではみかんの果実の生産量のうち約10%もの量が破棄されると言われています。
韓国 Biospectrum 社は、その間引きされたみかんを使用して化粧品原料「Eosidin」を製造しています。
2% EOSIDINを含む処方を 2回/1日処置した皮膚状態を、試験前、8週間目のタイミングで比較しました。試験の結果、アトピー肌・超敏感肌の状態が、8週間目の時点で大きく改善されています。 EOSIDINは、かゆみを誘発するような肌の乾燥を著しく改善することが確認できました。
本日は、高い抗炎症効果をもつアップサイクル原料「Eosidin」をご紹介させていただきました。サンプルや技術資料等ご用意しておりますので、気になった方はぜひ、cosme@gsi.co.jpまでお問い合わせくださいませ。