化粧品でよく使わる植物油脂の代表格「シアバター」。バームや生詰の処方・製品を持っている・使ったことがあるという人も少なくないのではないでしょうか。 シアバターについては、ご存知の方も多いと思いますので、今回はその生産国についてお話をさせて頂きます。

シアバターの主要生産国のひとつが、西アフリカに位置する内陸国「ブルキナファソ」です。世界で最も貧しい国の一つといわれております。日本ユニセフ協会のホームページには以下の記載がございました。日本と比較した表の記載もございましたので、ブルキナファソの現状を理解頂く参考になるかと存じます。

“ブルキナファソは、世界でも最も貧しい国のひとつで、国連開発計画(UNDP)による人間開発指数(HDI)では、189カ国中182位(2020年度)と最下位近くに位置しています。天然資源が限られているブルキナファソでは、生産人口の80%以上が農業に従事していますが、気候変動の影響を受けやすい地域での農業中心の経済は、不利な状況におかれています。”

出典1:©公益財団法人 日本ユニセフ協会    https://www.unicef.or.jp/sfa/report/about_bf.html 

シアバター産出国の要であるブルキナファソの農村地帯の女性にとって、このシアの実は、重要な副収入源であり、女性の経済的な自立を実現させてきました。このことから、シアバターは 『金のバター』 と呼ばれています。

 

オーガニック認証取得シアバター(Organic Pressed and Refined Shea Butter)を製造するフランス OLVEA社では、オイル販売で得た収益を利用して、女性の経済的な自立支援のため、収入源の確保、付加価値の創造、シアの希少価値に関する認識を広める数々の活動を長年実施しております。

 

これら各種取り組みについて、より多くの方々にわかりやすくお伝えできるよう、OLVEA社の活動がSDGsにおける、どの目標と合致しているのか 対応資料をご用意いたしました。一人一人ができることは限られておりますが、ちょっとしたことでも積み重なれば大きな支援となります。SDGsにつながる最終製品へのニーズが高まっている、今、シアバターから始めてみませんか?

ブルキナファソのシアバターにご興味をお持ち頂けた方、何かSDGs活動につながる原料探索・最終製品づくりを行われている方は、ぜひ cosme@gsi.co.jp までお気軽にお問い合わせください。