桜も散って、4月半ばとなりましたが、寒暖差の激しい日々が続いております。読者の皆様は体調など崩されていないでしょうか。本日は、春のイメージを持った花であるタンポポを由来とした化粧品原料/ PREBIOME(プレバイオーム)をご紹介させて頂きます。

PREBIOMEは、ここ数年で著しい成長・発展が予測されている市場、マイクロバイオームに着目して誕生した原料です。マイクロバイオーム関連市場は、医療や食品といった様々な業界からも注目されております。その中でも、化粧品(Personal Care)では、“プレバイオティクス(Prebiotics)”と呼ばれる考え方への関心が高まっています。プレバイオティクスとは、プロバイオティクス(人体に有益な微生物)を活性化する成分のことです。代表的なものとして、食物繊維がよく例に挙げられます。

 

RADIANT社は、様々なプレバイオティクス候補植物から善玉菌・悪玉菌への影響を確認するためのスクリーニングテストを実施しました。その結果、イヌリン等の水溶性繊維を豊富に含むタンポポ(Traxacum Officinale (Dandelion))が良好な結果をおさめました。水溶性食物繊維は、有益な細菌の増殖を助けるだけでなく、有害な細菌の増殖を阻害し、体環境の改善に役立つことが知られています。

 

PREBIOMEは、乳酸桿菌培養溶解質を抽出溶媒にして、セイヨウタンポポ葉からエキス抽出することで作られています。PREBIOME 3%を含むミスト処方で4週間処置することで、肌における善玉菌:悪玉菌の比率を劇的に改善し、肌を健やかに保つ環境を整えることに成功しております。また、In Vivo試験では、肌の水分量・皮脂量を増やしすぎず、減らしすぎず、ちょうどよい具合に調整する効果を確認しております。

タンポポに含まれるプレバイオティクス成分(イヌリン/水溶性食物繊維)は、PREBIOMEという原料がもつ魅力の一つです。本原料は、他にも、肌常在菌の調節(スキンマイクロバイオームレギュレーション)に貢献することができる秘密や有効性を持っております。本記事では紹介しきれない豊富なデータとストーリーがございますので、気になった方はぜひ、cosme@gsi.co.jpまでお問い合わせくださいませ。

 

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