皆様、明けましておめでとうございます。2023年も皆様に有益な情報をお届けできるよう努めて参りますので、本原料紹介を引き続きご愛読いただけますと幸いです。
2023年最初の原料紹介として、スペインALGAKTIV社原料ALGAKTIV Optimmunistをご紹介させていただきます。ALGAKTIV社はマイクロアルゲ(微細藻類)のスペシャリストで、無数にあるマイクロアルゲの中から肌に有効なものを選定し、様々な原料を開発しております。マイクロアルゲは自社設備にて培養されているため、環境にやさしいサスティナブルな原料でもあります。
この度、ALGAKTIV社が選んだマイクロアルゲが、“海の宝石”とも言われているダイアトマイト(珪藻)です。
ダイアトマイト(珪藻)の特徴
- ガラスの殻を持つ0.01~1mm程の小さな藻類
- 地球上の酸素の1/4以上をつくっている
- 驚異的な増殖スピードをもつ
ALGAKTIV Optimmunistは地中海で採取された美しい珪藻の1種”フェオダクチラム”から有効成分としてオイルを抽出し、リポゾーム化。肌免疫を調整し、優れた抗炎症効果、肌バリア機能の改善を肌にもたらします。
コロナ禍になって以降、「免疫(Immunity)」というキーワードがトレンドになっているかと思います。我々も肌も多数の外的ストレスにさらされており、肌の「免疫力」が求められる時代となりました。ALGAKTIV Optimmunistは、その「免疫力」にアプローチ可能な原料となっております。
ALGAKTIV Optimmunistは免疫機能に関わる2つのサイトカインIL-4とIL-13に働きかけるデュアルインヒビター(阻害成分)であり、免疫力の低下した敏感肌に対し“即効性”の強力な改善効果を発揮します。
IL-4: 生体防御機能やバリア機能に関わる遺伝子の発現量を低下させる
IL-13: 炎症細胞の動員に関わっておりバリア機能の働きを阻害する
ALGAKTIV OptimmunistのIL-4および IL-13に対する阻害効果を調べるため、ヒトケラチノサイトを用いたIn-vitro試験を実施。わずか0.1%で肌免疫調整の鍵を握る“IL-4”,“IL-13”の発現を著しく阻害してります。
また、ALGAKTIV Optimmunist の即効性の効果も確認しました。被験者30名によるIn-vivo試験を実施し、被験者の鼻唇周辺に刺激物質(カプサイシン)を処置。炎症反応が最大となった時点でALGAKTIV Optimmunist 0.1%を塗布し、炎症の抑制効果を確認。わずか5分後で炎症を鎮める結果が確認できます。
ダイアトマイト(珪藻)由来のオイルを抽出して得られるALGAKTIV Optimmunistは、免疫機能に関わる“IL-4”および“IL-13”にアプローチ。2種類のサイトカイン対する特異的な阻害効果を有するデュアル・インヒビターであり、使用した瞬間から炎症を鎮める強力な“即効性”の抗炎症原料となっております。
サンプルや技術資料等ご用意しておりますので、気になった方はぜひ、cosme@gsi.co.jpまでお問い合わせくださいませ。
【キーワード】
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