12月も中旬を過ぎだんだんと年末の雰囲気も感じられますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年は様々なことが昨年と異なっており、気がつけばもう12月。。なんて感じる方も多いのではないでしょうか。新型コロナウイルスが流行してからというもの、マスクの生活も長く続いていますね。化粧品業界ではマスク着用によって増えた皮膚トラブルの症状改善にフォーカスしたケアアイテムなどの需要も高くなっていると感じております。そこで本日は近年再注目されている創傷治癒トレンド、CICA原料についてご紹介いたします。

 

CICAは葉と全草に薬用成分があることで知られる「ツボクサ」の効能が再評価され創傷治癒効果にフォーカスしたトレンドとなります。本日ご紹介するMade Whiteは、「炎症後色素沈着」に着目した美白+抗炎症の効果を併せ持つCICA原料です。

 

一般的にいわゆるシミと呼ばれる色素沈着は紫外線が原因と認識されておりますが、実際にはニキビや傷など、炎症が起きた結果として生じる炎症後色素沈着もシミの大きな原因とされています。私たちの肌は、紫外線や炎症など刺激を受けるとそれによって発生した細胞信号伝達を仲介するPAR、メラニン産生を促すPGE2が働きだします。

 

以下にてMade Whiteが持つメラニン産生の引き金となるPARとPGE2の働きを抑制する効果をご紹介いたします。本試験では、UVBによって誘発されたPAR-2、COX-2の発現量を確認いたしました。COX-2とは、PAR-2と同様にPGE2産生を促進する働きを持ち、これらが発現することでPGE2及びPGE2aの産生につながり、炎症後色素沈着の要因となってしまいます。

上記グラフ内のMAとはマデカッソシドを示しており、ツボクサエキスの一つで抗炎症効果と美白効果が最も高い成分としてMade Whiteに高濃度で配合されております。

 

試験の結果、MadeWhiteは紫外線により誘発されたCOX-2とPAR-2の発現を抑制することが確認され、特にマデカッソシド100 ppm (MadeWhite 1%相当 )を加えた際に、COX-2,PAR-2 の発現抑制効果を確認することができました。MadeWhiteは、シミや炎症の根本的な原因となるCOX-2とPAR-2の発現を抑制することで、炎症やシミが起こりにくくする効果が期待できます。

 

さらに本原料では紫外線以外の刺激に起因するメラニンの産生量に対する有効性を評価するため、刺激によって増加する情報伝達物質PAR-2を活性化するペプチド「SLIGRL」を使用した試験を行いました。SLIGRLの添加により疑似的に皮膚刺激が加わった皮膚を再現し、蛍光染色法によってメラニン含有量を視覚化致しました。(*SLIGRLがUV照射した場合と同様にメラニンの産生を促すことは前提条件として確認しているものとします。)

試験の結果、100ppmのマデカッソシド(MadeWhiteTM1%相当)を加えた場合には、SLIGELの影響は大幅に抑制され、緑色に染色されたメラニンは大幅に少ない状態ということが確認できました。MadeWhiteは、細胞シグナル伝達物質「PAR」を抑制することで、UVによるメラニン合成を抑制するだけでなく、その他の刺激によって発生するメラニン合成についても抑制する効果が期待できます。

空白

長時間のマスク着用などで肌トラブルも増えている今、炎症による色素沈着にも着目してみませんか。再注目を浴びるCICA原料だからこそ、“これまでとは異なる視点”でご紹介出来ましたら幸いです。記事をご覧いただき本原料にご興味をお持ちいただけた方は cosme@gsi.co.jp までお問合せください。サンプルや製品資料のお問合せもお待ちしています。