まだ10月ですが、あっという間に気温も下がり、地域によっては雪も降ってきております。冬の訪れを感じるとともに、通勤のたびに寒さに震えあがる今日この頃です。
さっそくですが、冬季は大気がよどみやすいという事情をご存知でしょうか。交通量の増加や暖房機器(ボイラーなど)の使用などにより、PM2.5(微小粒子状物質)の原因物質である窒素酸化物(NOx)の濃度が高くなる傾向があるそうです。*参考文献1
PM2.5 をはじめとした大気汚染物質は、皮膚に付着すると、肌ダメージの原因となります。例えば、大気汚染物質に含まれる重金属のうちカドミウムは、皮膚の正常な機能を損ね、オゾンは皮脂の酸化や皮膚バリアの破壊につながる可能性があります。
本日ご紹介する CONTACTICELという原料は、科学の発達と共に現代人を悩ませる大気汚染物質から肌を守るために、フランス国立自然史博物館の協力(*補足1)を得て開発されました。
【フランス国立自然史博物館のイメージ写真】
由来となっているのは、『A.モニリフォルメ』と呼ばれる希少海藻。A.モニリフォルメは他の海藻に付着して生きる着生海藻であり、宿主の海藻に接着(CONTACT)して外部ストレスから保護するというユニークな特徴を持っております。
SEPPIC社は、この生態に着目。希少海藻を増やすことができる世界初の技術『CELEBRITYT』によって、原料開発に成功いたしました。
CONTACTICELは、下記の複数のアプローチで、環境汚染物質から肌を守ります。
- 都会の埃が引き起こす「皮脂産生」を抑制
- 重金属が引き起こす「細胞の代謝異常」を調整
- オゾンが発生させる「オゾン化スクアレン」の抑制
今回は、大気汚染物質によって引き起こされる主要な肌トラブルの一つ、皮脂の過剰産生にアプローチしている①についてご説明させていただきます。ヒトの肌は、大気汚染物質の影響から肌を守るために、皮脂を必要以上に分泌してしまい、オイリー肌の原因となります。
下記のデータは、大気汚染が皮脂産生に与える影響を試験したものです。一般的に、紅藻由来のダルスエキスが効果的とは言われておりますが、実際には、ダルスエキス0.5%では大きな有意差は確認できませんでした。その一方で、CONTACTICELは、ダルスエキスよりも優れた皮脂コントロール効果を発揮しております。
冬は、大気汚染物質・室内外の寒暖差等の影響により、皮脂コントロールが難しい状況も多々ありえるかと思います。皮脂産生の調整効果を有したCONTACTICELで、外的影響を軽減。冬も過ごしやすい肌を実現してみませんか?気になる方はぜひ、cosme@gsi.co.jpまで原料資料をお問い合わせくださいませ。
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【過去関連記事】
【補足】
1:フランス国立自然史博物館の協力を得て本種(A.モニリフォルメ)を特定しました。
【参考文献】
1:神奈川県>くらし・安全・環境 > 生活と自然環境の保全と改善 > 公害対策 > 冬季における大気汚染対策