近年、化粧品市場で需要が高まっている「ヒト型セラミド」。代表的なヒト型セラミドとしてはセラミドNPなどの種類があり、基本的には単一の脂肪酸、例えばセラミドNPの場合は脂肪酸C-18のみが繋がった構造となっています。

 

一方で人の肌に存在しているセラミドはC-14C-24までの様々な脂肪酸が繋がった構造となっておりますが、既存の原料として提供されているセラミドNPは、現状、脂肪酸の観点において人の肌のセラミドを完全には再現できておりません。

 

 

上記の状況を踏まえ、LCS Biotech社では、従来のセラミドNPとは異なる複数の脂肪酸と結合した新たなセラミドNP「EcoCeramide LCS」を開発しました。

 

LCS Biotech社は、長年にわたりセラミド生産に携わってきたメンバーや、マサチューセッツ大学出身の研究員などで構成されたエキスパート集団であり、生理活性を有する脂質、特にスフィンゴ脂質とリン脂質の分野で独自の専門知識を有しております。その優れた研究力から、2022年にロンドンで開催されたIFSCC*1では、ポスター発表のトップ10にノミネートされました。

IFSCC | SCCJとは | 日本化粧品技術者会 SCCJ (sccj-ifscc.com)

 

LCS Biotech社が開発したEcoCeramide LCSは、発酵法によって得られたフィトスフィンゴシンに、植物由来の脂肪酸をNアセル化反応させることで幅広い種類の脂肪酸と結合させることに成功しております。また、製造工程中には合成の溶剤は使用されておらず、近年のトレンドでもある天然由来の需要にも対応可能なCOSMOS approved原料です。

よりヒト肌に存在するセラミドNPに近い脂肪酸組成を有するEcoCeramide LCSは、有効性の面において、既存のセラミド(C-18 の脂肪酸で構成されるセラミドNP)を凌ぐ効果を発揮します

 

In vivo試験にて、4時間や8時間などの短時間でも、既存のセラミド(C-18 の脂肪酸で構成されるセラミドNP)とは、保湿の面で明確な効果の違いが確認できております。詳細はぜひ、原料カタログにてご覧くださいませ。

なぜ、既存のセラミドよりも優れた有効性を実現できるのかその秘密も原料カタログ中に記載させていただいております。

 

ご興味をお持ちいただけた方は、cosme@gsi.co.jpまたは、〈お問い合わせページ〉よりお問合せが可能です。サンプルや製品資料のお問合せもお待ちしています。

 

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