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今回のテーマは、 “アケビプラセンタエキスでの原料・処方の褐変防止” です。
さっそくですが、皆さんは、糖類を含む原料が褐変してしまう事例があることをご存知でしょうか。化粧品の素材として有名な「へちま水」も褐変の問題とは切っても切り離せない素材です。
へちまといえば、夏が旬の野菜の一つであり、グリーンカーテン(日よけ)を作るために、小学校で栽培した経験がある方もいらっしゃるかと思います。そのへちまには、豊富な水分が含まれており、弦を切ることであふれ出てくるエキスを集めたものが美容に活用できる「へちま水」として重宝されています。
ただこのへちま水、ものによっては、含まれる成分が糖化(メイラード反応)によって褐変してしまい、処方の外観に影響が出やすい素材だということも分かってきております。化粧品処方の外観を保持するために、褐変防止剤などが加えられるケースもございますが、その防止剤自体が、肌刺激の原因となる可能性もございます。そのため、魅力的な成分ではあるものの、取り扱いにテクニックが必要な素材でもあります。
アケビプラセンタエキスの褐変防止効果
このネガティブなポイント「褐変」を、ユニークな植物エキスで改善する方法をご提案させて頂きます。
それが、メイラード反応の抑制効果を持った植物エキス原料、“AKEBISOL”です。メイラード反応とは、簡易的に申し上げると、糖とアミノ化合物の反応により、褐色の物質が生成される現象のことです。もしも、糖やアミノ酸などを含む原料や処方において、褐変に悩んでおられるのであれば、原因は、メイラード反応かもしれません。
AKEBISOLのメイラード反応抑制効果については、下記の評価試験の情報をご覧ください。AKEBISOLの配合量に応じて、褐変(メイラード反応)が抑制されている様子が、写真によりお分かりいただけるかと存じます。
抗糖化からアンチエイジング効果までフォローできるAKEBISOL
今回ご紹介させて頂いたアケビプラセンタエキス「AKEBISOL」ですが、メイラード反応の抑制だけでなく、肌の弾力に欠かせないタンパク質「フィブリリン」産生促進効果や、シワの改善などのアンチエイジング効果も発揮できる有効成分です。処方の外観を保つだけでなく、有効性の面でも効果が期待できます。原料・処方の褐変で悩んでおられる読者様、ぜひ一度ご検討ください。
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