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今回のテーマは、 “新規セラミド原料” です。

 

セミラドという名称は、もはや化粧品業界だけに止まらず、一般消費者までその認知度を広げております。あまり化粧品になじみ・興味のない方でも、どんなものか想像がつくぐらいにまで広まったのではないでしょうか。このセラミドですが、スフィンゴシンに脂肪酸がアミド結合した化合物群の総称です。その組み合わせによって、おおよそ12種類程度に分類されております。

新セラミド“1-O-アシルセラミド”

今回ご紹介する新セラミドは、既知の12種類の組み合わせとは異なる新セラミド“1-O-アシルセラミド”です。セラミド研究のエキスパートであり、化粧品研究の発表の場であるIFSCCで、世界TOP10にも輝いたことのあるLCS Biotech社が発見し、「EcoCeramide ENP」として、世界で初めて原料化に成功しました。

“1-O-アシルセラミド”は、人の肌におけるセラミド全体の2~3%を占めていると推測されており、肌バリアの形成に不可欠なセラミドであると考えられております。

“1-O-アシルセラミド”と既存のセラミドとの大きな違いは、その構造です。肌のラメラ構造を形成する既存のセラミドが、一方向にしか働かない留め具の鋲(びょう)の計上になっていることに対し、“1-O-アシルセラミド”が、双方向に働きかけるアンカーボルトのような形状になっております。そのため、“1-O-アシルセラミド”を含むEcoCeramide ENPには、ラメラ構造をより強固にする効果を有することが判明しております。(詳細は、記事後半のセミナー動画をご覧ください。)

セラミドNPとのシナジー効果

“1-O-アシルセラミド”を含むEcoCeramide ENPには、ラメラ構造を強固にすることで、肌の水分量・水分保持力を改善する効果があることが判明しております。

下記の通り、肌の水分量を比較するIn vivo試験を実施ております。ポジティブコントロールとして、セラミドNPのみを0.2%含む処方(オレンジ色)を使用しております。EcoCeramide ENPを0.02%、0.05%、0.2%をそれぞれ、セラミドNP 0.2%と併用することで、“1-O-アシルセラミド”とのシナジー効果を検証しております。こちらのデータから、肌バリアの形成に必要不可欠な“1-O-アシルセラミド”を含むEcoCeramide ENPを併用することで、1週間後の時点から、水分量に明確な有意差が生じていることがお分かりいただけるかと存じます。

下記のセミナー動画から、その詳細をご覧頂くことが可能です。

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