ご存じですか? 植物エクソソーム
化粧品原料の今後のトレンドが読み取れるといわれるIn cosmetics(つい先日Asiaが終わりましたね)。多くの新規成分・原料が上市する中、『植物エクソソーム』の紹介を行っているブースもいくつか見受けられました。アジア各国の原料会社様と情報交換をさせていただいたかぎり、韓国、K-Beauty発信で、植物エクソソームへの注目度が高まっているようです。
皆さんは、植物エクソソーム とは どんなものかご存じでしょうか? 日本では、ヒト・動物由来のエクソソームが一世を風靡し、インフルエンサーを中心に、認知されていったように感じております。
植物エクソソームとは・・・
まず、エクソソームとは、動物の細胞が分泌する微細な脂質の小胞(vesicle)であり、抱えている様々な代謝産物により細胞間の情報伝達機能を担うと考えられています。植物の細胞も、PELNs:Plant-derived ExosomeLike Nanoparticles(植物由来エクソソーム様ナノ粒子)と呼ばれる微細粒子を分泌していることが分かっており、通称、植物エクソソームとして化粧品分野でも多数の研究が行われています。
植物を食品として接種した際や、植物由来の化粧品成分を塗布した際など、日常的に植物エクソソームは腸や皮膚から我々の体内に取り込まれていますが、これまでに植物エクソソームが原因と疑われる炎症や毒性の報告はありません。
フィトエクソソームは物理的に安定なリン脂質二重層で構成されており、人の細胞の構造とも似ているため肌への高い親和性と浸透性を有すると考えられています。
フィトエクソソームは未来の化粧品有効成分に期待される安全性、安定性、有効性を兼ね揃えるため、市場で研究・活用が進められているポリマーやカーボンベースナノ粒子などの人工ナノキャリアに代わるゲームチェンジャーとなり得ます。
Tsubaki Exosome(ツバキエクソソーム)とは
Tsubaki Exosome(ツバキエクソソーム)の開発にあたり、期待度の高まっている植物エクソソームを、ツバキ(椿・Camellia Japonica)から、特許技術を用いて、高濃度で原料化することに成功しました。エクソソームとして原料化することで、古来より化粧品の素材として重宝されてきた椿に秘められた、さらなる有効性・可能性を確認できております。(一般的なツバキ花エキスとの比較データ有)
表示名称でわかる!伝わる!
ただ、エクソソームといえば、まだまだ新規の技術・成分であり、最終製品において、その魅力を伝えづらいのでは?と考えられる方も少なくないかと思います。
安心してください! 本原料は、固有の表示名称を獲得しています。その名も『ツバキ花小胞』。(INCI名=Camellia Japonica Flower Vesicles) 。小胞=ベシクルですので、本原料を配合することで、全成分上に、植物エクソソームが含有していることも伝わりやすいのではないでしょうか。
簡単にまとめさせていただきますと、
Tsubaki Exosome(ツバキエクソソーム)は、エキスとは一線を画す有効性を実現した植物エクソソーム原料であり、その特殊な製法から、ユニークな表示名称を獲得しております。
【Tsubaki Exosome(ツバキエクソソーム)の特長】
〇特許技術で椿の花からエクソソーム様小胞体を高濃度抽出
〇植物エクソソームの数を規格化(1mlあたり1000万個以上)
〇優れた保湿&抗シワ効果
本原料にご興味をお持ちいただけましたら cosme@gsi.co.jp までお気軽にお問い合わせください。