バクチオールはご存じですよね?
読者のみなさん(化粧品業界)は、『バクチオール』という成分のことをよくご存じだと思います。バクチオールは、自然由来の成分で、ビタミンAの一種であるレチノールと似た効果が期待でき、レチノールよりも刺激が少ないという点からその知名度が一気にあがりました。敏感肌をターゲットにした、日常のスキンケアに取り入れやすい成分として展開されています。
レチノール と バクチオール の比較
バクチオールは近年、その敏感肌への効果に注目されています。レチノール代替の「ヴィーガン/植物由来レチノール」は、初期アンチエイジング製品の主要成分としてZ世代の間で人気が高まっています。 #バクチオール
バクチオールは植物由来のアンチエイジング成分で、アーユルヴェーダや東洋医学においては炎症治療に伝統的に用いられてきました。
バクチオールは、植物が環境ストレスに対抗するために生成するファイトケミカルであり、主にPsoralea corylifolia(オランダビユ)とUlmus Davidiana(ハルニレ)の根に含まれています。しかし、P.corylifolia(オランダビユ)は一部の地域では使用が制限されています。
レチノールはコラーゲンの生成を促進し、シワを軽減する効果が実証されている成分ですが、肌質によっては炎症や赤みを引き起こす可能性があります。バクチオールは構造こそ異なりますが、刺激を与えることなくコラーゲンの生成を促進するという同様の作用があり、敏感肌にとってより安全な代替品となります。
規格化:バクチオール ≥ 500 ppm
ウルムス・ダビディアナの根は、抗炎症作用、鎮静作用、再生作用があることから、古くから伝統医学で使用されてきました。▪フラボノイド、サポニン、タンニン、バクチオールなどの生理活性化合物が含まれており、抗酸化作用と抗炎症作用があることが知られています。
centerHPLCを用いて製品中の Bakuchiol 含量(バクチオール ≥ 500 ppm) を信頼性が高く一貫した濃度を保証するために確認しています。
レチノールと遜色ない有効性を確認済
レチノール代替である本原料BAKUNOVAは、もちろん、レチノールとの比較データを取得済みです。
Ⅰ型、Ⅲ型、Ⅳ型の3種のコラーゲン合成効果を確認した有効性データ。加えて、抗炎症、目元の臨床試験(20-50歳,20名 4週間, 2%BAKUNOVA配合化粧水)で、レチノールと遜色ない効果があることを確認しました。
Ⅰ型コラーゲン:真皮構造と肌の弾力性に重要な成分です。
III型コラーゲン:真皮構造と肌の弾力性に重要な成分です。
Ⅳ型コラーゲン:真皮と表皮をつなぐ、肌構造上欠かせない成分です。
本原料BAKUNOVA(バクノバ)は、NMPAに登録した全成分比率情報も提供可能であり、中国案件にも活用できるバクチオール原料です。また、既存バクチオール原料とは、粗原料が異なるため、コスト面・供給面でメリットのある原料製品となっております。
すでにバクチオールをお使いの方、安価なバクチオール原料で幅広い製品へ、バクチオールを配合してみませんか?
お問い合わせは cosme@gsi.co.jp までいただけますと対応がスムーズです。どうぞよろしくお願いいたします。


