原料紹介

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おすすめ原料をご紹介いたします。

香粧品部の製品担当者より、新製品の特徴やおすすめ原料の情報を直接、お届けいたします。 ご希望の化粧品原料がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

2021/3/26

皮膚のハリ、弾力性向上「KALPARIANE」

化粧品のパッケージでもよく目にする「肌のハリ」。肌のハリが失われることで、実際の年齢よりも老けて見られてしまう原因にもなります。では、なぜハリのある肌を維持できなくなるのでしょうか。その理由は様々です。表情筋の衰え、紫外線ダメージ、潤い不足といった原因で肌のハリは失われてしまいます。今回は、皮膚のハリや弾力性向上し、バリア機能の強化が期待できる油溶性原料「Kalpariane(カルパリアン)」をご紹介します。

 

Kalpariane は褐藻類の Alaria Esculenta からトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルで抽出した油溶性エキスです。Kalpariane はスキンニュートリション(栄養補給)として、肌へ潤いを付与する優れた栄養成分をバランスよく豊富に含んでいます。オメガ-3, 6, 9 が含まれますが、リポアミドなどの抗酸化成分により、安定性に優れ、においもほとんどありません。

 

生検で採取したヒト細胞を用い、抗エラスターゼ作用を調べました。凍結細胞の切片にKalpariane 1%を添加、または添加せずに 37℃で 30 分培養しました。さらに、エラスターゼ(0.5 μl/ml)を添加、または無添加で 37℃で 3 時間培養しました。培養後、外植片を洗い流し、Orceine で着色しました。その結果、Kalpariane は、エラスターゼを阻害することにより、エラスチンを保護することが分かりました。

 

 

肌にとって細胞間コミュニケーションはとても重要です。多細胞生物が生きていくためには、それを構成している細胞同士の協調が必要であり、そのためのコミュニケーションシステムが発達しています。ケラチノサイトは基底層で分裂し、その後移動して分化します。ケラチノサイトは様々なコミュニケーションシステムを利用します。中でも細胞を直接結ぶギャップジャンクションは重要な役割を果たしています。ギャップジャンクションは、細胞間コミュニケーションを担当する細胞ジャンクションの一つで、隣接する細胞の細胞質に直接的に連結しています。ギャップジャンクションは、特別な蛋白質であるコネキシンによって構成されており、このコネキシンが 6 ユニット束ねられたものがコネクソンと呼ばれています。

 

実は、皮膚老化に最も深く関与しているのは細胞間コミュニケーション経路の喪失であると言われています。紫外線ダメージなど様々な要因で、コネキシン及びギャップジャンクションは阻害され、これが細胞間コミュニケーションの喪失をもたらし、皮膚老化へ繋がってしまいます。Kalpariane は表皮レベルで最適な角質形のためのコネキシン 43 を活性化することで細胞コミュニケーションを維持します。

 

 

 

また、コラーゲン IV と VII の補強は、表皮真皮ジャンクションにおける基底層構造とそのコミュニケーションに寄与します。

 

 

1%の Kalpariane は、膜貫通プロテオグリカンを合成促進することで真皮レベルでの細胞間コミュニケーションを円滑にします。

 

最後に、臨床試験のデータをご紹介します。頬骨領域の皮膚の弾力性(ハリ)を、エラストメーターEM25 で測定しました。肌のハリに欠けた 35~60 歳の女性 20 名に、28 日間 1 日 2 回 Kalpariane1%を配合したクリームを塗布してもらいました。その結果、Kalapariane は肌のハリと弾力性を改善することが分かりました。

 

 

肌への栄養補給“スキンニュートリション”を行い、細胞間コミュニケーションを円滑にすることで皮膚の弾力性、ハリを維持向上する「KALPARIANE (カルパリアン)」にご興味をお持ちいただけた方は、cosme@gsi.co.jpまたは、〈お問い合わせページ〉よりお問合せが可能でございます。サンプルや製品資料のお問合せもお待ちしています。


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2021/3/19

皮脂抑制、毛穴に海藻由来のポリフェノール

 

突然ですが皆さんは10代~40代、年齢問わずにお肌のお悩みとして挙げられる肌トラブルはなんだかご存じですか?ニキビや吹き出物?乾燥?それともシミやシワ?実は年代関係なく気にされている肌トラブルは「毛穴」なんです。一言で毛穴と言ってもメラニンによる黒ずみや加齢による毛穴の開き、そして分泌された皮脂が毛穴につまり酸化されることで発生しやすくなるニキビなどが代表的なトラブルです。年齢や生活環境、習慣によって皮脂量やターンオーバーの速度、肌の水分量などが異なることなどが要因かと思いますが、毛穴トラブルに悩む方は多く、そして解決したい!と感じられているはずです。本日はそんな毛穴ケア、そして毛穴トラブルにも関係する皮脂抑制に特化した有効エキスをご紹介します。

 

本日ご紹介する原料「PHLOROGINE CV」は、カラフトコンブを粗原料とする有効エキスです。粗原料のラミナリアサッカリーナ(和名:カラフトコンブ)はフランスブリュターニュ地方に生息する褐藻の一種で、その全長は最大2mにもなるほどの大型の海藻です。海藻というのは絶えず外部からのストレスにさらされていますが、ラミナリアサッカリーナが生息するブリュターニュ地方ではSea Snail(海産巻き貝)の食害の被害が大きく、多くの海藻が成す術もなく大きな被害を受けてしまいます。このSea Snailは単に海藻を食べるのではなく、酵素を分泌することで海藻を溶かしながら食べてしまうのですが、ラミナリアサッカリーナはSea Snailに抗う術としては葉状体からポリフェノールを分泌し、Sea Snailの酵素による加水分解を防ぐことで被害を最小にとどめています。PHLOROGINE CVはラミナリアサッカリーナの持つポリフェノールに着目した皮脂抑制、毛穴原料になります。

 

オイリー肌が原因で生じる皮膚病や炎症の多くはアクネ菌が関係しています。アクネ菌は、リパーゼという脂肪分解酵素を分泌するため、皮脂のトリグリセライドは加水分解されて刺激性を有する遊離脂肪酸へと変化してしまいます。先述しましたように、PHLOROGINE CVに含まれるポリフェノールにはSea Snailが分泌する酵素から脂質の加水分解を防ぐ効果があるため、メーカーではリパーゼに対しても同等の効果が期待できるとして、PHLOROGINE CVの抗リパーゼ活性についてin vitro試験を行いました。

 

 

 

ジグリセライドから遊離するグリセロールの定量及び、トリオレイン酸から遊離する脂肪酸の定量を行った結果、2.5%濃度のPHLOROGINE CVでは、リパーゼを73%阻害することが確認できました。このことより、PHLOROGINE CVはリパーゼを阻害し、遊離脂肪酸やプロスタグランジンの形成を阻害することで、皮膚の炎症要素に対し作用することが確認できております。

 

また、海藻に含まれるポリフェノールの中には収斂作用を有するものが存在するとして、メーカーではPHLOROGINE CVの収斂効果についてアルブミン水溶液によるタンパク凝集試験を行いました。比較対象には同じく収斂作用を有するとされるタンニン酸とマッシュルームエキス用いております。

 

 

 

試験の結果では、PHLOROGINE CV4%溶液には、タンニン酸0.1%溶液と同等の強力な収斂効果を有することが確認されました。

 

皮脂や毛穴のトラブルは年代を問わず幅広い世代の悩みとなっています。今回ご紹介したPHLOROGINE CVでは海藻由来のポリフェノールに着目することで、皮脂の過剰分泌を抑制し、リパーゼの活性を阻害、さらに収斂効果を有することで皮脂及び毛穴を引き締める用途でおすすめの原料です。本原料にご興味をお持ちいただいた方はぜひ cosme@gsi.co.jp

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2021/3/15

リップケアに。イソフラボンリッチ発芽黒豆エキス

昨日はホワイトデーでしたね。ホワイトデーのプレゼントの定番はやはりお菓子ですが、最近はコスメをプラス1アイテムとして贈る方も増えているようです。そんなプレゼントとしてお薦めするのがリップクリーム・リップバームです。口紅は色の好みやすでに持っている口紅の色によって欲しいものが変わる為、選ぶのが困難になるかと思いますが、保湿を目的としたリップクリームなら外に出ない日も毎日使うアイテムで色のチョイスも難しくないためお勧めでございます。ホワイトデーに関わらず、日ごろの感謝を伝えるために何か小さいプレゼントを贈りたい場合などもリップケアアイテムはお薦めです。本日はそんな唇の保湿効果が期待できるダイズ種子エキスの原料をご紹介いたします。

 

⼤⾖(ダイズ)は、⽇本で⾮常に馴染み深い⾷品素材のひとつであり、近年世界的な健康志向の中で「ミラクルフード」として脚光を浴びているほか、⽶国の有名健康雑誌で世界の5⼤健康⾷品にも選ばれるなど、各国で注⽬を集めています。⼤⾖はイソフラボンを豊富に含むという特徴でも知られており、イソフラボンには抗酸化作⽤、コラーゲン・ヒアルロン酸を増やす効果が確認されていることから美肌成分としても⼈気があります。RADIANT社は、⼤⾖の中でも特にイソフラボンが多い品種として知られる⿊⾖に着⽬しました。発芽した⿊⾖は更にイソフラボンが豊富になるという知⾒に基づき発芽⿊⾖エキスであるRADVON を開発しました。RADVONは、発芽黒豆由来の豊富なイソフラボンを含む油溶性のダイズエキスであり、 唇の潤いとボリュームを向上させます。

 

 

肌の⽼化(エイジング)は、加齢と遺伝的要因による「内因性の⽼化」、紫外線による「光⽼化」に加え、エストロゲン⽋乏による「ホルモン性の⽼化」の3つの複合的作⽤の結果により⽣ずるという説が存在します。研究報告(Vaillant, L., Callens, A. Therapie. 1996 Jan-Feb, 51(1):67-70)によれば、経⽪製剤によるエストロゲン補充療法(HRT)を⾏った⼥性は、⾮適⽤の⼥性と⽐べて⽪膚の厚みに顕著な増加(+10〜20 %)が認められており、HRTは⽪膚のアンチエイジングにも有効であることが⽰唆されています。しかし、残念ながらエストロゲンそのものを化粧品に配合することはできません。

 

化粧品においては、フィトエストロゲンと呼ばれる成分が注⽬されています。フィトエストロゲンは植物中に⾒られる天然物であり、構造がエストロゲンと類似しているためにエストロゲン様の作⽤を⽰す可能性があります。イソフラボンは代表的なフィトエストロゲンの⼀つであり、安全性の⾼い優れた美容成分としてのポテンシャルを持つため、化粧品の市場においても多くの研究・評価が進められています。

 

RADVONの開発にあたり、RADIANT社は通常の⿊⼤⾖ではなく発芽させた⿊⼤⾖を素原料として選択しました。⼤⾖の発芽が種⼦の栄養価に及ぼす影響と、発芽⼤⾖を使⽤する重要性について評価した論⽂*によれば、発芽によって⼤⾖中の各種成分は⼤幅に増加します。⼤⾖の種にもよるがイソフラボン量は最⼤で約2〜3倍程度に増加します。
*”Effects of soybean (Glycine max) germination on biologically active components, nutritional values of seeds, and biological characteristics in rats”(Nahrung, 2000 Feb; 44(1):2-6)。

 

大豆中のイソフラボンには、糖が結合した構造をもつ配糖体(グリコシド)と、糖が外れた非配糖体(アグリコン)が存在します。体内への吸収性という観点では非配糖体(アグリコン)のほうが優れているとされ、吸収性イソフラボンなどと呼ばれています。

 

 

黒大豆は、通常の大豆と比べ吸収性イソフラボンが約2倍含まれており、より生体にとって利用しやすい特徴をもちます。植物は発芽時に成長力のピークを迎え、成長した状態に比べはるかに多くの栄養成分を含んでいます。発芽時の種子においては各種分解酵素が活性化し、貯蔵しているタンパク質やデンプンなどの成分を瞬く間に分解して、エネルギー源に変換していきます。近年では発芽した野菜が「~スプラウト」といった名称で数多く流通しており、栄養価や味の観点からも注目を集めています。

 

唇の表皮には皮脂腺・汗腺がほぼないため皮膜ができず、水分保持機能も低くなります。そして角層は非常に薄くバリア機能も脆弱なため、外的ストレスを受けやすいという特徴をもちます。ターンオーバーサイクルが4~7日と早く、ぷっくりとした唇を保つためには、肌以上に日頃の保湿ケアや真皮のコラーゲン量の増加が重要だといわれています。

 

唇への保湿効果についてin vivo 試験にて確認しました。フィトエストロゲンであるイソフラボンが豊富に含まれるRadvonについて、唇の保湿効果を確かめました。被験者(23-48歳、n=20)に、2%RADVONのリップバームまたはプラセボを唇に1日に2回使用し、試験期間は4週間としました。

 

 

結果として、RAVDON2%を含むリップバームを使用したグループでは、4週間後におおよそ20%の大幅な保湿改善が認められました。

 

唇のボリュームが減る原因の一つとして、乾燥や唇の舐めすぎにより引き起こる落屑があります。この度Radiant社は、Radvonを用いて唇の落屑を抑え、滑らかな唇になるかどうかを確認しました。被験者(23-48歳、n=20)に、2%RADVONのリップバームまたはプラセボを唇に1日に2回使用し、試験期間は4週間としました。

 

 

RAVDON2%を含むリップバームを使用したグループでは、わずか2日で唇の落屑を抑え、滑らかな唇にすることが確認できた。

 

唇の潤いを改善し、唇の落屑を抑えボリュームアップさせる、イソフラボンリッチな発芽黒豆エキス原料「RADVON(Oil-GTCC)」にご興味をお持ちいただけた方は、cosme@gsi.co.jpまたは、〈お問い合わせページ〉よりお問合せが可能でございます。サンプルや製品資料のお問合せもお待ちしています。
スキンケア用途で外原規にも適合している水溶性番手Radvon™もご紹介可能ですので、そちらにご興味がある場合もお気軽にご相談くださいませ。


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2021/3/5

温州みかんで?! 強力抗炎症エキス「Eosidin」

花粉が飛び始める季節になりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私は、昨年ついに花粉症と認めたので、今年もしっかり病院にお世話になる予定です。

さて、花粉の時期といえば目のかゆみ、くしゃみや鼻水などの症状もございますが肌が敏感になる時期でもあります。普段はめったに肌荒れなんてしない方も、日ごろから敏感肌だと自覚のある方もこの時期は特に肌トラブルを抱えてしまいませんか?本日は温州みかんを由来とした強力な抗炎症エキスをご紹介いたします。

 

抗炎症の有効性エキス「Eosidin」は、未熟な温州みかんの果実に多く含まれる「シネフリン」を抽出したエキスです。メーカー元のBIOSPECTRUM社は超敏感肌の改善にも有効な植物由来成分を見つけるため、自社で管理しているデータベースよりスクリーニング分析を行い、その結果熟した温州みかんよりも熟していない緑色の温州みかんに超敏感肌への効果を発揮する有効成分「シネフリン」が特異的に含まれることを発見しました。また、独自の精製技術により原料中に9000pm以上の高濃度で含有させることに成功しました。

 

スクリーニングデータを確認すると、未熟(緑色)の温州みかんの方が有効成分「シネフリン」が圧倒的に多く含有されていることが確認でき、約8倍とされています。

 

有効成分「シネフリン」を抽出した本原料Eosidinですが、そのメカニズムに関して以下でご紹介いたします。そもそも、本原料が有効とされる「超敏感肌」ですが、原因の一つがアレルギー性炎症といわれております。アレルギー性炎症は通常の炎症と異なり、好酸球(継続的な炎症の原因)を集積することで、神経線維の過度な発達、かゆみを引き起こす物質ヒスタミンの過剰分泌を促し、かゆみに繋がってしまいます。

 

 

Eosidinは、①バリア機能の強化することで刺激の伝達自体を抑制し、②好酸球を集積するエオタキシンをコントロールすることで超敏感肌を改善に導くといったメカニズムです。①のバリア機能の強化、②の好酸球の集積抑制のデータも確認されておりますが、本記事の都合上省かせていただきますので、ご興味ございます方は記事最後にございますメールアドレスまでお気軽にお問合せ下さい。

 

さて、Eosidinが先述しましたメカニズムで超敏感肌を改善に導くとご紹介しましたがここでアトピー肌、超敏感肌の状態改善のIn-vivo試験の結果に関してご紹介致します。本試験では、アトピー肌、乾燥肌で悩んでいるアジア系女性被験者21名に対し、2%Eosidinを含むローションを1日に2回処置し、4週間目、8週間目の状態を確認いたしました。

 

以下のデータはSCORADとVASという2つの指標を用いて、Eosidinによるアトピー肌及び超敏感肌の改善を確認したものです。SCORADとは皮膚科医によってアトピー肌の状態を評価する指標であり、世界基準の一つでもあります。VASとは、肌のかゆみを評価する指標であり、被験者の評価によって10段階で示されます。

 

 

8週間の試験期間でアトピー肌を評価するSCORAD値は約44%減少、かゆみを示すVAS値は約65%減少しました。

 

さらに本試験期間中の皮膚状態を確認したのもが以下の結果となります。

 

処置前に比べ、乾燥によりボロボロになっていた肌表面のキメが整い、全体的な赤みも引いていることが確認できます。Eosidinは、かゆみを誘発するような肌の乾燥を著しく改善しました。

 

超敏感肌用の抗炎症エキスともいえるEosidin。季節柄肌が揺らぎがちな方や、慢性的にアレルギー性炎症を引き起こしてしまう方、そしてマスク着用などで引き起こされる肌トラブルにもおすすめです。本原料に関してのお問合せは cosme@gsi.co.jp までお待ちしております。


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