原料紹介

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おすすめ原料をご紹介いたします。

香粧品部の製品担当者より、新製品の特徴やおすすめ原料の情報を直接、お届けいたします。 ご希望の化粧品原料がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

2020/12/25

伝統が生むサスティナブルな美「酒粕水」

2020 年も終わりを迎えようとしています。皆様は今年1年をどのように振り返りますか?化粧品業界では、マスク着用による肌荒れを改善するような商品の発売や、普段は忙しくて肌のお手入れがおろそかになっている人も、おうちでじっくりケアする「おこもり美容」を実践したりなどが印象に残っております。年末年始は外出や旅行に行くのに良い機会ですが、今年はお家でお酒を嗜みながら、ゆっくり過ごされる予定の方も多いのではないでしょうか。今回は京都伏見の日本酒醸造所から得られた酒粕から得られた水「酒粕水」の原料をご紹介いたします。

 

 

 京都の伏見は日本一の酒造地として知られております。なかでも伏見は有数の酒造地区で、多くの醸造所があった場所として有名です。高品質の酒を醸造するために、品質の良い 米 ・ 気候 の他に、地下水を輸送する際は地質学的に理想的な場所です。RADIANT社はその伏見の酒粕を使用し、この原料を開発いたしました。

 

 日本酒製造時の副産物である酒粕は、日本食の材料などにも利用される伝統的なサスティナブル素材です。Sake Lees Water(HD2)は、物を大切にする日本の精神にインスパイアされた環境に優しい化粧品原料でございます。酒粕は日本酒の製造から残った固形物で、この潰された練り物のような固形物が「酒粕」と呼ばれ、様々な用途に使用されます。

 甘くて独特な味わいで、日本酒そのものの香りがするので、甘酒の主成分や、料理に風味つけるためのクッキングペーストなどに使われます。酒粕はスキンケアとしても使用でき、近年では国内外問わず注目を集めています。酒の醸造者の間では、 酒粕は肌の水分と美白を保ち、さまざまな栄養素を豊富に含むことでよく知られています。

 

酒粕に含まれる豊富な栄養分を余すことなく使用するため、酒粕から水蒸気蒸留によって得られた水「酒粕水」という成分を取り出した製法により製造されています。

国産伝統成分由来のSake Lees Water(HD2)にご興味をお持ちいただけた方は、cosme@gsi.co.jpまたは、〈お問い合わせページ〉よりお問合せが可能でございます。サンプルや製品資料のお問合せもお待ちしています。それでは皆様、良いお年をお迎えください。


化粧品原料の詳細につきましては、
  1. 東京:03-5211-1850
  2. 大阪:06-6944-3-2621
  3. メールでのお問い合わせ
2020/12/18

復習必須?!“炎症”以外にも使えます、CICA原料

12月も中旬を過ぎだんだんと年末の雰囲気も感じられますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年は様々なことが昨年と異なっており、気がつけばもう12月。。なんて感じる方も多いのではないでしょうか。新型コロナウイルスが流行してからというもの、マスクの生活も長く続いていますね。化粧品業界ではマスク着用によって増えた皮膚トラブルの症状改善にフォーカスしたケアアイテムなどの需要も高くなっていると感じております。そこで本日は近年再注目されている創傷治癒トレンド、CICA原料についてご紹介いたします。

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CICAは葉と全草に薬用成分があることで知られる「ツボクサ」の効能が再評価され創傷治癒効果にフォーカスしたトレンドとなります。本日ご紹介するMade Whiteは、「炎症後色素沈着」に着目した美白+抗炎症の効果を併せ持つCICA原料です。

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一般的にいわゆるシミと呼ばれる色素沈着は紫外線が原因と認識されておりますが、実際にはニキビや傷など、炎症が起きた結果として生じる炎症後色素沈着もシミの大きな原因とされています。私たちの肌は、紫外線や炎症など刺激を受けるとそれによって発生した細胞信号伝達を仲介するPAR、メラニン産生を促すPGE2が働きだします。

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以下にてMade Whiteが持つメラニン産生の引き金となるPARとPGE2の働きを抑制する効果をご紹介いたします。本試験では、UVBによって誘発されたPAR-2、COX-2の発現量を確認いたしました。COX-2とは、PAR-2と同様にPGE2産生を促進する働きを持ち、これらが発現することでPGE2及びPGE2aの産生につながり、炎症後色素沈着の要因となってしまいます。

 上記グラフ内のMAとはマデカッソシドを示しており、ツボクサエキスの一つで抗炎症効果と美白効果が最も高い成分としてMade Whiteに高濃度で配合されております。

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試験の結果、MadeWhiteは紫外線により誘発されたCOX-2とPAR-2の発現を抑制することが確認され、特にマデカッソシド100 ppm (MadeWhite 1%相当 )を加えた際に、COX-2,PAR-2 の発現抑制効果を確認することができました。MadeWhiteは、シミや炎症の根本的な原因となるCOX-2とPAR-2の発現を抑制することで、炎症やシミが起こりにくくする効果が期待できます。

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 さらに本原料では紫外線以外の刺激に起因するメラニンの産生量に対する有効性を評価するため、刺激によって増加する情報伝達物質PAR-2を活性化するペプチド「SLIGRL」を使用した試験を行いました。SLIGRLの添加により疑似的に皮膚刺激が加わった皮膚を再現し、蛍光染色法によってメラニン含有量を視覚化致しました。(*SLIGRLがUV照射した場合と同様にメラニンの産生を促すことは前提条件として確認しているものとします。)

試験の結果、100ppmのマデカッソシド(MadeWhiteTM1%相当)を加えた場合には、SLIGELの影響は大幅に抑制され、緑色に染色されたメラニンは大幅に少ない状態ということが確認できました。MadeWhiteは、細胞シグナル伝達物質「PAR」を抑制することで、UVによるメラニン合成を抑制するだけでなく、その他の刺激によって発生するメラニン合成についても抑制する効果が期待できます。

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 長時間のマスク着用などで肌トラブルも増えている今、炎症による色素沈着にも着目してみませんか。再注目を浴びるCICA原料だからこそ、“これまでとは異なる視点”でご紹介出来ましたら幸いです。記事をご覧いただき本原料にご興味をお持ちいただけた方は cosme@gsi.co.jp までお問合せください。サンプルや製品資料のお問合せもお待ちしています。


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2020/12/11

肌の代謝システム「オートファジー」に着目!アンチエイジング原料「JUVENESSENCE」

近年、化粧品やサプリの解説でよく見かけるようになった「オートファジー」。皆様はオートファジーとは何かご存知でしょうか。細胞には自らの機能を正常に保つための機構が備わっており、オートファジー機構は細胞における不要なタンパク質を分解するための主要な仕組みの一つです。細胞に栄養が不足すると、自身の細胞内容物を分解して栄養素として再利用しようとします。実は、この「オートファジー(Autophagy)」は1963年にクリスチャン・ド・デューブ博士(1974年ノーベル生理学・医学賞受賞)が提唱し、1992年に大隅良典博士がその仕組みを解明しました。大隅博士は「オートファジーの仕組みの解明」により、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

なぜこの「オートファジー」が美容業界で活用が期待されているのかというと、この肌の代謝システム「オートファジー」の力は加齢や老化によって衰えてしまうからです。老化などによりオートファジーが十分に機能しなくなったとき、細胞核を覆う“核膜”の構成タンパク質“ラミンA”が異常なタンパク質である“プロジェリン”に変化してしまいます。核膜の異常は細胞機能の低下を引き起こし、老化を加速させます。オートファジーの機能を正常に保つことで、肌の代謝機能を正常化し、加齢による肌トラブルを緩和する効果があるといえます。現代のアンチエイジングでは、“細胞の老化抑制”は重要なテーマとなっています。今回は、「細胞の老化」という命題に対する新たな答えとして、近年急速に注目を集めつつあるオートファジーと異常タンパクの蓄積に着目したアンチエイジング原料「JUVENESSENCE」をご紹介いたします。

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アラリアエスクレンタは、フランスに生育する褐藻の一種です。本種は波の激しいストレスに絶えずさらされており、波に揉まれる回数は1日に8000を超えることもあると言われます。しかし、厳しい環境下においてもアラリアエスクレンタは、恒常性を維持する優れた適応力を備えており、一日最10cmという驚異的なスピードで成長するなど、特筆すべき高い生命力を持ちます。新たな老化マーカーである「プロジェリン」の抑制効果について、メーカーが海藻エキスを用いたスクリーニング試験を行い、アラリアエスクレンタから抽出した油溶性エキスに最大の活性があることを発見しました。

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 Juvenessence が細胞中にプロジェリン量に与える影響について調べるため、35 歳女性および66 歳女性ドナーのケラチノサイトを使用した培養モデルにJuvenessence を3つの濃度で添加し、96時間後のプロジェリン量を測定しました。Juvenessence は予めDMSOで50%濃度に希釈された後、培養液により各濃度に調整され、比較対象としてDMSO1%および、プロジェリン量を増加させるとされるインシュリン100 nM を使用しました。

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試験の結果、Juvenessence1%は、老化細胞(66 歳)におけるプロジェリンの産生を約79%減少させ、若い細胞(35 歳)と同レベルまで回復させました。Juvenessence によりプロジェリン量の減少した老化細胞では、細胞核が正常な機能を取り戻し、細胞そのものの機能(タンパク質合成など)改善が期待できます。

老化した細胞では、リボソーム、ミトコンドリア、プロテアゾームの活性も低下します。Juvenessence1%は、細胞内のすべての活動に必要なエネルギー源であるATPの合成を促進し、タンパク質を合成するリボソームを活性化させます。また、細胞内の不要なタンパク質を分解・リサイクルするデトックス機能を司るプロテアソームを活性化させます。

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 Juvenessence の有効性について調べるため、35~60歳(平均年齢49.9歳) の被験者20名による28日間の臨床試験を実施しました。被験者はJuvenessence 1%配合クリームを1日2回カラスの足跡周辺に塗布し、被験者による自己評価及び皮膚科医による評価を行いました。

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肌の代謝システム「オートファジー」に着目したアンチエイジング原料「JUVENESSENCE」にご興味をお持ちいただけた方は、cosme@gsi.co.jpまたは、〈お問い合わせページ〉よりお問合せが可能でございます。


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2020/12/4

その冬のお肌、たるんでいませんか?

気温がぐっと下がり、朝寒さで起きられなくなるほどすっかり冬の気候となりましたね。空気も乾燥してお肌の不調も増えてくる季節です。冬のお肌悩みといえば「乾燥」が代表的ですが、その乾燥はシワやたるみの原因となることもご存じの方は多いかと思います。本日は韓国Radiant社の自社農園で栽培されているアスパラガスを素原料とし、顔の皮膚を支える柱(ピラー構造)を保護、強化してたるみを改善する水溶性エキス Elapillar をご紹介いたします。

Elapillarの素原料となっているアスパラガスは世界中で食用として流通していますが、その栄養面は非常に優れており、アスパラガスから発見されたことにちなみ命名されたアスパラギン酸等のアミノ酸をはじめ、体の免疫システムに重要な役割を持つグルタチオン、毛細血管を強くするような働きを持つルチンなどの抗酸化物質、ミネラル、ビタミン類、そして保湿効果の高い糖類フルクトースなどアンチエイジングにとっても有益な成分の宝庫なのです。今回はさらにその有益な成分を引き出すため、ミネラルやフルクトースの含有量がピークとなる2年目に発芽したアスパラガスのみを使用し抽出しております。

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 さて、先ほど「柱(ピラー)構造の保護、強化」とお伝えしましたが、肌は表皮、真皮、皮下組織と重なり合っており、その真皮部分を支えているのが柱(ピラー)状構造体となります。この柱(ピラー)状構造体はコラーゲンとエラスチンなどで構成されているのですが、加齢により柱(ピラー)状構造体「アンカー構造」が消失してしまうことが判明しています。本原料は柱状構造の構成要素であるコラーゲン、ヒアルロン酸の産生を促す脂肪細胞から分泌される蛋白アディポネクチンの産生を活発にする効果が確認されています。アディポネクチンは脂肪細胞の肥大化を防ぐ働きを有することから、肌を支えている柱の土台部分を適正に保つことが期待されており、またアディポネクチンは柱状構造の構成要素であるコラーゲン、ヒアルロン酸の産生を促し、加齢とともに消失する柱(ピラー)の強化となります。この柱状構造の強化を行うことで、顔のたるみなどの改善へとつながっていきます。

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 Elapillarは、アディポネクチンの分泌を増やすことで脂肪細胞の肥大化を防ぐことで柱状構造の土台を保護し、アディポネクチンのコラーゲン、ヒアルロン酸産生促進効果で柱状構造の強化、ハリ、弾力の向上が期待できます。以下は、それら複数マーカーにおいて有効性を示したことを受け行ったIn-Vivo試験のデータです。

 

 本試験はElapillar 2%を配合したエッセンスを被験者10名に塗布し、試験期間2週間での処置部位(顔の花から口元にかけて6㎝×5㎝の範囲)の弾力性を測定器を用いて測定し、写真によるシワ、たるみの評価を行いました。試験の結果、2%のElapillarを塗布することで皮膚の弾力性度合いは徐々に増加し、2週間後には約34%の改善及びシワ、たるみの著しい改善が認められました。

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 肌のハリや弾力は見た目の印象を変え、若々しい肌を保つためにはとても重要ですよね。いつまでも若々しい見た目を保つためには内側の構造からしっかりと整える必要があります。今回ご紹介が出来なかったその他のデータ等もございますので、Elapillarにご興味を持っていただけた方はぜひ cosme@gsi.co.jp までお問合せください。


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