原料紹介

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おすすめ原料をご紹介いたします。

香粧品部の製品担当者より、新製品の特徴やおすすめ原料の情報を直接、お届けいたします。 ご希望の化粧品原料がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

2021/2/26

2021年トレンドカラー“Illuminating” yellowにマッチ!

皆様は、今年のトレンドカラーをご存知でしょうか。米パントン(PANTONE)が、2021年の「カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」として、「アルティメット・グレイ(Ultimate Gray)」と「イルミネイティング(Illuminating)」の2色を発表しました。カラー・オブ・ザ・イヤーは、ファッションや美容、インテリア、社会経済など多彩な領域を調査し、翌年のテーマカラーを毎年12月に発表しています。2種類の色が選ばれたのは2016年以来で、2度目になります。このイルミネイティングは、生き生きとした輝きを放つ明るく陽気なイエローのことを意味します。コロナウィルス感染拡大の影響もあり、様々な困難にぶつかることが予想される2021年ですが、イエローはポジティブなメッセージを表現するのにぴったりではないでしょうか。本日はそんな“Illuminating” yellowのイメージにマッチしたBIOFERM-Pine Seed Oil™をご紹介いたします。

 

海外ではPantone社が発表した今年のトレンドカラー“Illuminating” yellowをイメージできる化粧品のニーズがあるそうです。本原料BIOFERM-Pine Seed Oil™は、色がトレンドカラーに近しいことから、“Illuminating” yellowをイメージした処方づくりにもご活用いただけるかと思います。

 

BIOFERM-Pine Seed Oil™は、韓国メーカーRADIANT社の独自技術“BIOFERM™テクノロジー” によって松の実油を発酵、精製したオイルです。発効前と比較して、スキンニュートリションに効果的な脂肪酸含量が最大65%アップしています。優れた保湿効果とその保湿を継続する効果が期待できます。「松の実」は古来より不老長寿、滋養強壮を目的として食されてきました。漢方研究の最先端をいく韓国“春川”に拠点を構える Radiant 社は、高い有効性と安全性を兼ね備えた「松の実油」に着目しました。松の実油は珍しいピノレン酸と呼ばれる不飽和脂肪酸を約15%程度含み、このピノレン酸には、美肌効果やアレルギー抑制効果、かゆみ抑制効果があるといわれています。

 

「松の実油」の更なる可能性を引き出すため、独自技術 “BIOFERM™テクノロジー” を開発しました。 Radiant社は、本原料の製造に独自技術による発酵過程を設けることで、肌への有効性向上のみならず、優れた酸化安定性を実現しました。BIOFERM™テクノロジーとは、様々な発酵化粧品原料を上市してきたRADIANT 社の長年の経験と研究成果により実現した独自技術です。既存の油を独自の設備・技術で発酵させ、優れた質感と有効性を兼ね備えた油へと進化させることができます。植物発酵の過程で、微生物増殖が起こることによりリパーゼ活性が飛躍的に向上します。このリパーゼの働きにより高分子であるトリアシルグリセロールはジアシルグリセロールと脂肪酸に分解されます。分解の工程が終了した後、微生物層と油層を分離することで純度の高いBIOFERM-OIL が得られます。

 

 

元来、松の実油は豊富な不飽和脂肪酸(リノール酸やオレイン酸など)を含んでいます。不飽和脂肪酸は、肌に住む常在菌の栄養源となり、肌バリアを強化する働きが期待できます。BIOFERM-Pine Seed Oil™ は、発酵の過程を経ることで、従来の松の実油よりもさらに豊富な不飽和脂肪酸や、必須脂肪酸を含有させることに成功しました。

 

発酵前よりも、発酵後の松の実油(BIOFERM-Pine Seed Oil™)の方が高い抗酸化効果を示すことが確認されています。BIOFERM-Pine Seed Oil™ は、様々な酸化要因から肌を守り、健やかな状態をサポートする効果が期待できます。

 

 

また発酵させたBIOFERM-Pine Seed Oil™の方が、発酵していない松の実油よりも高い保湿指数を示しました。また長時間、高い保湿指数を維持していることから、処方に加えた際により潤いのある肌を保つ効果が期待できます。

 

 

In Vivo 試験では、プラセボと比べ、肌バリアおよび肌のキメの著しい改善効果が確認できました。

 

 

今年のトレンドカラー“Illuminating” yellowにマッチした原料「BIOFERM-Pine Seed Oil™」にご興味をお持ちいただけた方は、cosme@gsi.co.jpまたは、〈お問い合わせページ〉よりお問合せが可能でございます。サンプルや製品資料のお問合せもお待ちしております。


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2021/2/19

環境ストレスから保護する海藻“アラリアエスクレンタ”

大気汚染や乾燥、天候。私たちは日々様々な環境ストレスと呼ばれる中で生活をし、肌は直接その環境ストレスの影響を受けます。近年、ストレス環境に生息する粗原料からの化粧品原料も増えてきましたね。これらの粗原料は極限環境と呼ばれる地でその形態を保ち生息するため、厳しい環境下での適応能力などに注目を集めています。今回紹介する原料「ALARIANE」もアラリアエスクレンタという極限環境に生息する褐藻を粗原料として使用しています。

 

アラリアエスクレンタは、北極圏から北大西洋東部のフランス・ブリュターニュ地方沿岸にかけて分布する褐藻であり水中になびく葉が翼のように見えることから、「翼を持つ海藻(Winged Kelp)」と呼ばれます。その成長スピードは1日最大10㎝と大変早く、最大で全長6mほどにも達します。アラリアエスクレンタは1日約8000往復以上の波に打たれるという過酷な環境にも耐えるストレス耐性を持ちます。この驚くべきストレス耐性はポリフェノール類をはじめとする天然の抗酸化物質が鍵になっていることと考えられており、またアラリアエスクレンタは皮膚の潤い、バリア機能に寄与する“アラニン”をはじめ、必須アミノ酸を豊富に含有しているということがわかっています。

 

アラリアエスクレンタにはサーチュインの活性化効果が確認されています。サーチュインとは、遺伝子をストレス(特に酸化ストレス)から守る酵素であり、オートファジーの誘導やミトコンドリアの産生、一酸化窒素の産生を促すなど多くの機能を持っています。以下はALARIANEによるサーチュインの活性化に関して確認したテストデータです。

 

本試験は成人ボランティアから採取した細胞を用いて、ALARIANE、ポジティブコントロール(レスベラトロール)を添加後、サーチュイン活性の変化を調べました。短期的効果と長期的効果を確認するため、培養後1時間後及び48時間後のデータを確認しています。

 

 

 

 

短期的効果を確認する培養後1時間ではレスベラトロールがサーチュイン活性を約61%高めたのに対して、ALARIANE0.5%で+83%、1%濃度で+87%を高めることが確認されました。さらに長期的効果を確認する48時間後では、レスベラトロールが効果を示さなかったのに対して、ALARIANE1%添加した場合はサーチュイン活性が+20%高まることが確認されており、短期的、長期的どちらも優れた効果を示すことが確認されています。このことより、ALARIANEはサーチュイン活性を著しく高めることで細胞やDNAの保護に寄与することが示されました。

 

さらにメーカーでは、ALARIANEによるエラスチンの保護効果について確認するため、37歳女性から生検で採取したヒト細胞を用いて、抗エラスターゼ作用を調べました。本試験は凍結細胞の切片にALARIANE 1%を添加、または添加せずに37℃で30分培養、さらにエラスターゼを添加、または無添加の状態で37℃下にて3時間培養しました。

 

 

上記の試験結果より、ALARIANEはエラスターゼを阻害することでエラスチンを保護する効果を示します。

 

今回はALARIANEがもつスキンケア向けのデータをご紹介しましたが、本原料はヘアケア原料としても効果的であり、弊社でもロングセラーとなっております。ご興味ございましたら、詳細データや資料もございますのでぜひ cosme@gsi.co.jp までお問合せください。


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2021/2/12

高性能な可溶化剤シリーズRESASSOL VH & VS

皆様は「可溶化」とはどのような技術かご存知でしょうか。例えば、スキンケアにおいて欠かせない化粧水ですが、市販されている多くの化粧水は透明ですね。しかしながら、その透明な化粧水の全成分表示を見てみると油溶性の成分が配合されていることが分かると思います。
水に難溶な成分を配合した化粧品を作りたいときに使われる技術のうちの1つが「可溶化」です。水に溶けないものが溶けているように見える「可溶化」というこの技術は、見た目を透明に仕上げたい化粧水やジェル作りに利用されることが多くなっています。今回は、高性能な可溶化剤である「RESASSOL VH」と「RESASSOL VS」についてご紹介いたします。

 

RESASSOL VHとRESASSOL VSは香料や油溶性の原料の為の高性能可溶化剤です。常温で粘度の低い透明な液体の為、ハンドリングが容易でございます。匂いが殆ど無く、無色の液体で、透明な溶液を作ることが可能となっております。また、製造時に気泡を作らないので製造時間の短縮も期待できます。広範囲のpHにおいて安定しており、電解質の物質や強い電気分解に対しても耐性があります。刺激が少なく、アレルギー性もございません。また、マイルドな活性作用と洗浄作用を持ち、通常の可溶化剤よりも少量添加で可溶化できるので可溶化剤の多用によるべとつきを抑えることが出来るのも魅力でございます。

 

RESASSOL VH&VS

 

RESASSOL VHとRESASSOL VS を各10g用いた場合、一般的に難溶な下記の原料を何g溶かすことが出来るかを実験しました。比較対照としてPEG-40水添ヒマシ油を用いました。

 

RESASSOL VH&VS

 

高性能な可溶化剤であるRESASSOL VHとRESASSOL VSにご興味をお持ちいただけた方は、cosme@gsi.co.jpまたは、〈お問い合わせページ〉よりお問合せが可能でございます。サンプルや製品資料のお問合せもお待ちしています。


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2021/2/5

幹細胞を呼び起こすオリゴフコダイン

皆様は幹細胞についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。近年、再生医療の研究開発と臨床試験が加速的に進んだおかげで、化粧品業界においても“細胞活性”“次世代エイジングとしても注目されているトレンドです。そもそも、幹細胞とは私たち身体のなかに存在する細胞の中で自己複製能力と多分化能を持つ特殊な細胞です。私たちの体の中にはたくさんの細胞が存在し組織を形成していますが、それらは絶えず入れ替わりを続けています。幹細胞はその入れ替わりを正常に保ったり、組織がケガなどのダメージを受けた際に補充したりと非常に重要な役割を担います。昨今幹細胞が化粧品業界で着目されているのは、この自己複製能力と他の細胞に変化できる多分化能が肌再生などの観点より注目されているためではないかと思います。

 

今回ご紹介する幹細胞原料「Fuligo(フリゴ)」は、日本人によってはなじみのある海藻 ヒジキを由来とするオリゴフコダインを含有した水溶性のエキスです。フコダインは褐藻類に含まれるヌメリの成分で傷ついた部分を修復、乾燥を防ぐ機能があり、それらは健康へのメリットとしても数多くの研究が行われております。しかし化粧品業界では多糖ゆえの大きな分子量のため溶解性が悪いという問題がありました。そこでメーカーではヒジキより抽出したフコダインをオリゴフコダインにすることで様々な溶媒への溶解性を向上させました。オリゴフコダインは一般的な高分子のフコダインと比べて溶解性・浸透性に優れるだけではなく、幹細胞や線維芽細胞の増殖促進効果を有しています。

 

<溶解性の相性>

 

上記ではオリゴフコダインの溶解優位性に関してご紹介しましたが、フコダインが持つ幹細胞及び線維芽細胞増殖促進作用にいて一般的なフコダインとオリゴフコダインの差を検証いたしました。(TGF-β=線維芽細胞増殖因子)

 

<幹細胞に対するオリゴフコダインの効果>

オリゴフコダインは一般的な高分子フコダイン、低分子フコダインと比べ高い効果を発揮することがわかり、さらに分子量を単に小さくするだけではなく適切に調整することで幹細胞に対し増殖促進効果を発揮しやすいという結果となりました。

 

 

<線維芽細胞に対するオリゴフコダインの効果>

 

線維芽細胞に対する検証でもオリゴフコダインは高分子フコダイン、低分子フコダインと比べ増殖促進効果を有することがわかります。このことより、オリゴフコダインを含むFuligoは線維芽細胞の増殖を活性化させることにより適切なコラーゲン産生、皮膚のハリを向上させる効果が期待できます。

 

さらにメーカーではFuligoの保湿、肌密度に対する有効性を評価するため、40~50歳の女性被験者23名によるin vivo試験を実施いたしました。試験には2%Fuligoを含むエッセンスが用いられ、試験前、4週間後、8週間後の数値を測定いたしました。

 

<保湿効果>

 

2%Fuligo処方で処置することで、8週間後の肌水分量が約21%改善されることがわかり、Fuligoの高い保湿効果として評価することが出来ます。

 

<肌密度改善効果>

 

試験の結果2%Fuligo処方を処置することで、8週間後には約11.5%の肌密度が確認されFuligoにおける有効性が確認されました。

 

近年確実に進歩していく再生医療や臨床応用。その波は化粧品業界へも大きな影響を与えるでしょう。注目を集める幹細胞は今後さらに研究が進み、様々な分野で応用されることが期待できます。今回ご紹介したFuligoは私たちにとって身近な存在であるヒジキ由来の幹細胞活性成分ですが、弊社ではその他の幹細胞関連原料も取り扱っております。ぜひ本製品若しくは幹細胞原料にご興味お持ちの方はお気軽に cosme@gsi.co.jp までお問い合わせください。

 

 


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